ゆーまにわ

ゆーまにわの理念に込められた想い【創設者のひとりごと】

ゆーまにわでは、2017年10月の創設時より「3つの輪」と言われる理念を掲げています。

地域の「やってほしいこと」と
学生の「やりたいこと」を
ゆーまにわが「できること」でつなぎ
ワクワクを生み出す

これは近江商人の「三方よし」からヒントをいただいてできたもので、常にゆーまにわの活動を支える指針となっています。

団体の理念として事あるごとにみんなで確認しているものの、言葉というものは発せられた時点で独り歩きしていってしまうもの。
いつの間にか、文言は知っているし内容も理解しているつもりだったけど実はそこに込められた想いがきちんと伝わっていない、なんてことにもなりうるものです。

なぜ「学生」のやりたいことで「ゆーまにわ」ができることをと書いたのか。
なぜ「地域」という言葉を最初に持ってきたのか。

今回は、この理念を掲げた創設者としてここに込めた想いを書き記しておきたいと思います。

ゆーまにわの理念の画像
「3つの輪」の呼び方を私は通称としている。

ゆーまにわの理念を分解して考える

近年はワカモノをジェネレーションZ(「ジェネレーションZ」、Adecco Group、2014)などと分類し、この世代は挑戦へのハードルが下がっている、やりたいことをやって生きていくことに重きを置いている傾向がある、などと巷で喧伝されているものをよく見ます。
ゆーまにわでも「やりたいこと」という言葉を使わせてもらっていることは、この流れと無関係とは言えないでしょう。

しかし、世界中の人たちの「やりたいこと」だけで社会は動いているわけではない。

小説家の平野啓一郎さんは著書「私とは何かー「個人」から「分人」へ」(2012)で、「郵便配達という仕事ができたのは郵便配達が得意な人がいたからではなく、離れて住む誰かに手紙を郵便で送りたいという人がいたからできたのである」といった旨の文章を記しました。
資本主義において価値を媒介する主な手段はお金であり、基本的にはそのお金を生み出すものを仕事としている。そして世の中の仕事というもののほとんどは、潜在的であれ顕在化しているものであれ価値を受け取る側のニーズから生まれています。
それでは、ただやりたいからやっているだけで、誰のためにもなっていなかったとしたら果たしてそれは世の中に価値を提供できているのだろうか。そんなものに、周囲の人たちは「よし協力してあげよう」と思ってくれるだろうか。
ここはかなり大切なところです。

ゆーまにわに話を戻します。

ゆーまにわは、少子高齢化が激しい地方で各地から集まったワカモノたちがいろんな「おもしろいこと」を仕掛けている、というところが特徴(強み)です。
いかにワクワクする「おもしろいこと」が出来ているかを最重要指標としている私たちにとっては、その活動を「おもしろい」と思ってくれる方々の存在は必須です。
つまりは、どれだけ周囲の人を惹きつけ巻き込んでいけるかというところが、一番のポイントとなります。

まとめましょう。

つまり、ゆーまにわのメンバーであるジェネレーションZ(ワカモノ)の私たちの特性は自分の「やりたいこと」かどうかが行動への一番の動機となるもので、ゆーまにわの活動がいかにおもしろくできるかのキーポイントは周囲の関係者たちを惹きつけ巻き込む(=「やってほしいこと」(ニーズ)を満たす)こと。そしてゆーまにわが目指すのは、おもしろいことを仕掛けて「ワクワクを生み出す」活動をすることである。

このように、自分たちや周囲の方々(関係者たち)や地方社会の現状など、複雑に絡み合う様々な要因を視野を広く捉えて、その中で自分たちがワクワクしながらその輪を周りに広げていくためにはどうすればいいのかを考えてたどり着いたのが、先述のゆーまにわの理念「3つの輪」でした。

だからこそ、この3つの要素の何一つ欠けても、活動がうまくいくことはないと言い切っています。

ゆーまにわの「3つの輪」
大切なことは、何度も何度も。

楽しむワカモノの姿が地域の風景を変える

どうでしょうか。
理念に込められた想い、少しは理解してもらえていたら作ったものとしては望外の喜びです。

なにはともあれ、理念を掲げることは簡単です。
深く考えている風を装って。それっぽいことを言っていればいいだけ。
理念だけを見ると、なんだかふわふわした空中戦に終始します。

大切なのは、それをいかに社会実装していけるか、いかに具体的な活動内容に落とし込んでいけるか、同時に、いかに目の前の活動だけにとらわれず常にこの理念を頭の隅に意識しておき事あるごとに理念に反していないかを確認できるか、そしてなにより、面白いことを仕掛けて続けて「ワクワクを生み出し」続けられているかどうか。

楽しみながら価値を生み出せるなんて、簡単ではないです。
むしろ難しすぎて、全然うまくいきません。

だからこそ、挑戦し甲斐あるというものです。

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